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中京大学A 0 - 10 愛知工業大学A

中京大学B 26 - 7 愛知工業大学B

中京大 VS 愛工大
前半 0-10
後半 26-7
合計 26-17

1 長谷川→本城
2 高松→南野
3 小金丸→橋本
4 大野→河野
5 柴崎→汐山
6 佐久間→小塚
7 糸井川→利光
8 伊藤→中西
9 岩本
10 土肥
11 藤井→高濱
12 山田→川上
13 田畑→山田
14 村越→今井
15 浅野→田畑

各40分1本で行われました。

Aチームは東海学生セブンスに続き愛知工業大学に連敗してしまいました。
SOに人生初体験となる土肥が入り、CTBも「人生2回目」となる田畑が入るなどコンビネーション不足が予想される布陣でしたが、敗因はコンビネーションがどうこう言うものではなかったと思います。
(何度かホイールされましたが)スクラムは押し込み、モールも押せる、ブレイクダウンだって負けていない、なのに点が取れない…。

接点で互角以上に持ち込みながら、実に19の反則を犯し、苛立ち、さらに反則を重ねる悪循環に陥りました。
試合巧者の愛知工業大学のプレーに翻弄された形でしたね。
愛知工業大学は野生の奥に知性が垣間見えるプレーが多数ありました。
全てのチームから良いところは吸収しなくてはなりません。
大変良い経験となりました。


中京の悪いことろは多々ありましたが、ラインアウトの改善点はありませんでしたね。
同じミスを同じタイミングでしていました。
取れないという単一の現象のみをとらえるのではなく、
どうして取れなかったのか?を考察し(感じるだけでなく)、
サインの一つ一つの本質を知るところから始めましょう。

FWの練習で「敵なしで全てのサインを一通りやってみた。」とします。
敵なし練習で、ミスが多かった、少なかった、はたいした問題点ではありません。
(雰囲気には重要です!)
そこは個人スキル練習の範疇であり、「集団が行う意識統一された組織プレー」を評価する項目ではないからです。
ラインアウトの重要性、その6大要素を理解し、チームの約束事を遵守できているか、試合でどうとるか、とらせないか、考察できているか、全員がそれを意識できているか、

が問題なのです。
ラインアウトだけでなく全ての事象で言えることですので「考える癖」をつけましょう。

攻撃に関しては、大野、土肥らが度々ラインブレイクし突破口を開きますが、そこから相手の傷口を広げる意思統一が見られませんでした。
今一歩ですね。



対戦メンバーが違うため一概に比較することは、危険性を孕んでいますが、Bチームは雰囲気良く、良いラグビーを見せましたね。
何より楽しそうでした。

教育実習から帰ってきた4年生FL小塚が、「盛り上げる声」と「仲間を奮い立たせる激タックル」でグランドと空気を「支配」します。
そう、まさにゲームを「支配」していました。

他の14人がそれに乗っかりましたね。

特に怪我から復帰のWTB今井からHO南野の1年生コンビのオフロードから70m走り切ったトライは秀逸でした。
ラストのモールからの崩しもお手本でしたね。
総じて、良いラグビーだったと思います。

次はAWAYにて名古屋商科大学との春シーズンの最終戦です。


精神論はラグビーの全てではありません。




今度こそ土曜日の(土曜日までの)練習を大切にしましょう。


中京大学 体育会ラグビー部 監督
中本光彦

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中京大学スポーツ科学部 教授
中京大学ラグビー部監督

中本光彦

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