うちのマネージャーの行動力

最近なんとなくですが、「学生」という言葉を聞くと



　　社会人ではない子

　　人生の夏休み「大学生」を満喫している大人未満の子

　　まだまだひよっこ

　　時に子供で、時に大人のふりをする自由人



みたいなイメージで使われることがあると思います。


　まだ「学生」だから・・・

　「学生」気分で仕事するな

　「学生」のうちに好きなことをしなさい・・・
　

といった感じで。。。

どちらかというとネガティブで、社会人でないという免罪符付きというか。。。

あくまで私の主観ですが。




先週から地獄期と称して、練習強度を上げています。

私は「熱中症に注意しろ」とは言いますが、

大声をあげたり、威圧的なリーダーシップで牽引するみたいなことはしておりません。

メニューも首脳陣と相談して決めています。

でも、みんな懸命に頑張っています。

朝練後の１限の授業で疲れ切った顔を見ると

「よく出席したな」とさえ思います。




そんな折にマネージャーからこんなLINEがきました。

要約すると

テストに向けて、「朝の勉強会」をやりたい。
マネージャーで立ち上げた「４年間で卒業プロジェクト」を進めたい。
上級生が下級生に勉強を教える。
成績が芳しくないものは私が面倒を見る。

といった内容でした。

ダメだという理由はなく、ただただ素晴らしいと思いました。



私ができることは「冷房付きの教室を手配すること」と判断し、すぐ教務課にTEL。

教室借用の理由を話すと、教務課の職員もしきりに感心しておりました。

ラグビー部のバリューがアップした瞬間でしたね。


うちの「学生」はしっかりしていますね。

私は電話しかしておりませんが（＾＾）





過去にも、「選手の伝達力を鍛えたい」とざっくりマネージャーに伝えたことがありました。

方法論を整備して提出してきて（もちろん採用）、推敲して、実行し、

フィードバックもして、選手の能力向上に一役買ってくれております。



抽象的で曖昧な指示しかしていないし、

私のうっかりミスにも先回りしてフォローしてくれております。

本当に助かります。

私が企業の社長なら採用します。

内定を出してもきてくれないと思いますが（笑）


多くの人に支えられて、目標に向けて頑張っていますね。

成長が恩返しです。

学生ですから。


明日で地獄期終わりです。

水分と栄養をしっかり補給して、トレーニングに励みましょう！

勉強にもね。



中京大学ラグビー部監督
中本光彦