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14−19で朝日大学に敗れました。

昨年まで毎年、試合前にブログを更新してきましたが、今年はしませんでした。
選手たちの「自分たちでやろう」という雰囲気を尊重し、
大人の価値観を介入させるのは最低限にしたかったので。

火曜、水曜とガミガミ言いましたが、その後は選手達がよくまとめました。
「数個の一撃サインプレー」と「いくつかの対策の対策」と「原点を大切にしよう」とだけを伝えました。
控え部員もよく頑張り協力してくれました。
伝統の部歌を合唱し中谷主将を中心に「試合を楽しもう!」とキックオフを迎えることができました。

試合では、素晴らしいタックルを連発しましたし、強力な外国人留学生を相手にも果敢に身体をぶつけました。
スクラムではPKをとり、モールでも前進しました。
それでも5点・・・届きませんでした。
夢の中でもスクラムを組み、モールを押し、サインプレーを磨いた日々でしたが届きませんでした。
「良いチーム」と、「強いチーム」と、「勝つチーム」とが同じとは限りません。
足りなかった何かを選手達自身の奥の奥と話し合って、それに向かい合ってください。

チームとして届かなかった要因を洗い出し、整理し、改善することが私の役割と認識しています。
一つではない要因の中に私が「鬼になりきれなかった」はあげられると思います。
選手たちに「原点」と言い続けて、自分の指導者としての「原点」とは何かも同時に考えます。

自分は「監督」なのか「教員」なのか?
文と武という相反する2つの事象にいかに取り組ませるのか?
公と私とのバランスも学生にとっては重要ではないか?
学生としての金銭的な負担も含めてアルバイトや睡眠時間等には強制介入すべきか?
「勝ちたい」なのか「勝たせたい」なのか「成長を促す」なのか、それらのバランスの適正はどうなのか?

突き抜けられなかった私の責は否めないです。
「鬼になっていいのか? なるべきなのか? なってはいけない理由はないのか?」
を常に検討していました。
今後の糧にしなければなりません。



中京大学ラグビー部の理念
チーム理念「勝利至上主義」
(勝利することが最も価値があるという価値観。勝利のみにしか価値がないの意味ではない。)

クラブ理念「社会人としてのリーダーの育成」
(選手としてのキャリアはいつか必ず終わる。大卒社会人として社会に貢献できる人材の育成)


揺るがない2つの原点を軸にして、また全てを尽くして「削り出す一点」「削り出す一本」を追い求めたいと思います。

最後になりましたが学生スタッフのみんなに、一言。
中京大学ラグビー部を支えたのはみなさんの「思い」だったと思います。
見返りを求めず、選手達に尽くした時間や労力は、何事にも勝る価値があります。
大人よりも、「心の繋がった学生」「思いが強い学生」の力は絶対に大きいです。
君達がチームにもたらした価値・文化・心のつながりはいつまでも色褪せません。
ありがとう。

55代・中谷組は終わりを告げましたが、中京大学ラグビー部はいつまでも続きます。
OB、保護者、卒業生、みんなの思いを紡いでいかなければなりません。
頑張ろう。削り出そう。


中京大学ラグビー部監督
中本光彦

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プロフィール
HN:
CHUKYO RUGBY
性別:
男性
自己紹介:
スタンド,得点板,照明付き人工芝グランド

クラブハウス(シャワー付き)

ミーティングルーム

など練習に打ち込める設備を完備しています。


また、スポーツ科学部にはラグビーゼミはじめとして、様々なゼミや授業がありアスリートや教員養成の名門として多くの競技者や指導者を輩出しています。

中でも、コーチング演習(ラグビー)やゼミナール(コーチング)等の授業で「スタートコーチ」「ラグビーC級レフリー」の資格も取得できます。
注1)新スタートコーチは授業内講習で取得可能です。
注2)レフリーC級は授業内でレフリングの指導を受けた後、協会の定める公認講習を受講し、資格が認定されたものに卒業単位認定に必要な点数を与えます。つまりレフリーの資格をとると単位が認定されやすくなります。


スポーツ推薦入試はスポーツ科学部、文学部、総合政策学部、経営学部、現代社会学部、工学部にあります。


詳しい入試方法や推薦方式、入試対策、クラブに関する質問などお気軽にご連絡ください。


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下宿はラグビー部で優良な物件を紹介させて頂きます。

奨学金については育英会などの奨学金制度が各種ございますのでご活用いただけます。
申請方法などは学生課にお問い合わせください。

その他質問があればお気軽にご連絡下さい。


中京大学 ラグビー研究室アドレス
nakamom@sass.chukyo-u.ac.jp

中京大学スポーツ科学部 教授
中京大学ラグビー部監督

中本光彦

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